テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog


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Celebrating TUJ 35th Anniversary: Alumni Film Festival

(English text to follow)

師走もはや中日、2017年も残りわずかとなりました。

今年はテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)にとって、35周年という大切な年でした。この秋学期には、2年後にTUJのキャンパス移転が決まっている昭和女子大で開催された35周年記念シンポジウムはじめ、さまざまなイベントが開催され、去る12月4日は周年記念を締めくくる「Alumni Film Festival(卒業生映画祭)」が行われました。今回は、学生ライターのコミュニケーション学科3年ケイリ・ハミルトン-モウレイラさんのレポートでお届けします。(本文は英語です)


by Keili Hamilton-Maureira (junior Communications Studies major)

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On December 4 the Communications Studies major of TUJ held an Alumni Film Screening event, part of a series of events celebrating TUJ’s 35th anniversary. Curated by professors Karl Neubert, Irene Herrera and Ronald Carr, the event featured a series of films made by and about TUJ alumni as a project pilot. Perhaps it will be picked up as a promotion tool for TUJ and extended to include other majors in the future.

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Ronald Carr and Karl Neubert gave opening remarks. “We are quite proud to have some [films] that were shot outside of Japan,” said Karl Neubert, the producer of the project. “It’s neat that alumni can look back and reflect on what they learned at TUJ and see that they did more than just study.”

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The Alumni Film Screening event began with an introduction of the films by Karl Neubert, which outlined the documentaries and movies to be shown. Dean Stronach and various alumni and graduates also spoke, praising TUJ and the unique global experience it offers its students.

Students in the audience laughed as they recognized peers, professors and locations featured in the documentaries. TUJ alumni filmmakers included Gleb Torubarov, JR Lipartito and Simone Goldsmith. Each explained how their experiences at TUJ led to their later professional success. They advised current and prospective students to work hard, think globally, and appreciate professors.

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During a break, I had a chance to speak one-on-one with Karl Neubert, who, reflecting on what we had just watched, said, “there were some really great moments and great advice for current students. I love when students graduate and end up having a great life, because it shows … school propels you forward.”

After the break, three original films by TUJ alumni were shown. The first was a documentary by Gleb Torubarov entitled “Bound in Beat,” – a touching profile of an aspiring beatboxer from China named Li Erkun. The film fit the themes of the event, sending a message about reaching for your dreams. The second film, directed by Amarachi Nwosu, was called “Black in Tokyo”, and discussed the presence of and attitude towards black people and culture in Tokyo, along with ideas about globalization. The last film shown was a horror film directed by TUJ alumnus JR Lipartito. It featured great special effects, and while it was a period piece, it included some interesting sci-fi elements.

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Applause erupted as the event came to an end, with some additional words from Ronald Carr and Karl Neubert. There was nostalgia in the air, and you could hear the guests chatting fondly about the films shown as they filed out of the Parliament.

 


<student writer> Keili Hamilton-Maureira

Keili is a Junior Communications Studies major at Temple University, Japan Campus. When she is not writing or working, she can usually be found watching reruns of American talk shows or telling her husband to stand still while she draws him.


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卒業生も在学生もネットワーキング!…Life After TUJ 2014 ~テンプル<新入>体験レポート(9)

広報部スタッフ三田です。今日は立冬!東京では太陽がニッコリ…ですが、すっかり寒くなりましたね~。

そんな寒さの到来にも負けず、去る10月22日(水)、TUJでは心温まる<絆イベント>が開催されました。Life After TUJ 2014』!グローバル市場で活躍中の卒業生9名にTUJキャンパスまで参集いただき、在学生たちへ向けて卒業後のキャリアパスについて語っていただきました。

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第一部は”Roadmap: From Temple to Success. Temple alumni who are successful top managers and entrepreneurs discuss their career trails, secrets, and strategies (ロードマップ:テンプルから成功への道筋。卒業生に聞くトップ管理職、起業家へのキャリア形成の秘策、戦略)”として、起業家/管理職に就いている5名の卒業生にご登壇いただき、実社会でわが道を切り開いていく醍醐味、異文化理解・コミュニケーションにおいてTU/TUJでの学びが日々活かされ課題解決を探るカギとなったエピソードなど交え、在学生たちに熱いメッセージを送ってくださいました。モデレーターは、国際ビジネス学科Professor Stefan Lippertが務めました。

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Tammy Ledbetter (B.S., 1995) – Head of End to End Operations, AXA Technology Services, Japan

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Timothy Schepis (B.B.A., Economics, 1996) – Chief Digital Officer & Founder, Bluedelphia

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Keiko Kitao (EMBA, 2014) – Community Manager, Uber Japan

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Satoshi Hashimoto (EMBA, 2013) – Senior Manager, Account Management Group, Coca-Cola Business Services Company, Limited

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Miki Uchida (EMBA, 2013) – Chief Staff, Nikon Corporation

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第二部では”The Future is Digital: Are You Ready? Recent TUJ grads return to campus to help you follow in their footsteps. Are you prepared for your future?(デジタルが作る未来:準備はOK?TUJ出身新社会人に聞く【先輩からの就活アドバイス】君は将来に備えて動いてる?)”と題して、近年卒業したばかりの社会人たちが先輩としてリアルな就活ストーリーを披露しました。”TUJ出身の誇りを持って”いかに自分を企業に売り込むかやデジタルだけでないアナログなネットワーキングの大切さなど、在学生たちからの切なる質問にも具体的かつ愛情たっぷりに答えてくださいました。第二部のモデレーターは、同じく国際ビジネス学科Professor William J. Swintonが務めました。

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Reimi Dasdeb (B.A., International Affairs) – Saatchi & Saatchi Fallon Tokyo

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William Yeow (B.A., Art and Japanese Language, 2013) – Rakuten, Inc

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Christian Aragones (B.B.A., Business Management, 2009) – gumi Inc.

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Yejun Jeong (B.S., International Business Studies, 2014) – Deloitte Tohmatsu Consulting Co., Ltd.

卒業生の皆さんの多彩なキャリアパスとお人柄溢れるお話だけでなく、在学生の「もっと聞きたい!」オーラみなぎるセッションで、「チームTUJ」としての一体感を感じました。

冒頭のストロナク学長のスピーチにあった「TUJは、君たちのコミュニティ。これからの人生で将来仕事のオファーに導いてくれるのが、今隣に座っている仲間たち。」という言葉に深くうなずいた夜でした!

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TUJ Dean Bruce Stronach

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TUJ Senior Associate Dean Chie Kato

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【これまでの『テンプル<新入>体験レポート』シリーズ】


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テンプルジャパンのNon-traditionalな人たち(5)――戸上博司さん(学部課程在学中) ITスキル+経営学→農業の道を目指す

シリーズ5回目は、2012年春からテンプルジャパン学部課程に在学中の社会人学生、戸上博司さんにお話を伺いました。戸上さん

――テンプル入学までのご経歴を簡単にお願いします。

東京の高校を卒業したあと、福島県郡山市に当時できたばかりのテキサスA&M大学日本分校に入学しました。英語研修課程を修了して米国本校に留学、遺伝子学を勉強していたのですが、考えがあってコミュニティカレッジに転校し、コンピュータを専攻して卒業しました。1997年に帰国してアニメーション会社にエンジニアとして就職し、その後13年間、同社でIT関係の職務を歴任しました。当時はインターネットの急速な普及・成長とともに仕事の幅も広がっていったのでおもしろかったですね。2011年、友人と起業する予定で退職したのですが、諸般の事情で中止せざるを得ず、悩んだ末大学に戻って学士号をとろうと決心したのです。

大学選びについては、以前に米国で取得した単位が移行できることが前提でしたが、再度留学するのは費用もかかるので、日本にある米国大学テンプルジャパンというのは自然な選択だったと思います。久しぶりで受験したTOEFLの点数はなんとかクリアでき、2012年の春、ストレートに学部入学しました。

――十数年ぶりの大学生活、いかがですか?

入ってみたら周りの日本人の英語レベルが高くてびっくり(笑)。2年目になりますが、いまだに英語とは格闘しています。以前に米国大学の経験はあるというものの、エッセイの書き方などはTLC(Teaching and Learning Center)のチュータリングを活用したりして、勉強しなおしています。

以前の大学の単位をかなり移行できたとはいえ、最初の1年は教養科目が中心で、先学期からやっと専門科目がメインになってきたところです。でも教養科目のなかでも、(哲学などを学ぶ)知的遺産研究(Intellectual Heritage)や人類学、歴史などは、とても面白かったですね。高校卒業したての若い学生にとっては「退屈な」科目かもしれませんが(笑)、いまになって勉強すると、人間として非常にタメになる内容だということがわかります。

――ご専攻と将来の計画を教えてください。

専攻は最初から国際ビジネスと決めていました。実は以前から農業に興味があって、テキサスA&M(Agricultural and Mechanical)大学に進学したのもそういう背景があったのですが、テンプル卒業後はその夢に戻って、農業あるいは食品関係の仕事に携わりたいと考えています。もともと持っているITスキルに加え、経営・ビジネスの知識があれば、高齢化やTPP加盟などで急速な変化の時代を迎えている農業の分野で、大きな力を発揮できると思うのです。すでに農業研修を受けるなどして、そちらの勉強も進めています。

とはいえ、これから行う必修インターンシップでは、インターンでしかできない経験、たとえば大使館などの仕事がしてみたいですね。それもメジャーな欧米系でなく、マイナーな国の小さなところがいい(笑)。就職部にはこれから相談してみるつもりです。

――国も戸上さんのような「社会人の学び直し」を奨励しようとしていますね。

仕事をしている人が大学・大学院に戻るというのはなかなか勇気の要る選択ですから、軽々しく勧められるものではありませんが、勤務先のバックアップがあるとかなり違うと思います。大学側も企業と提携するなどして、また学位でなくてもサーティフィケート・プログラムなどを通じて、社会人の学び直しへの支援が増えるとよいと思います。

――テンプルジャパンの良さはどんなところに感じていますか?

郡山のテキサスA&M大日本分校は100%日本人で、テキサス本校に行ったら今度はほとんどアメリカ人でした。テンプルジャパンのような学生のバラエティはすばらしいと思います。実際、こんなにいろんな人がいるとは想像しておらず、入ってみたら年齢も国籍もほんとうにバラバラで驚きました。最初は、日本人同士で固まらないようにしようとか意識していたのですが、今はもう誰が●●人でも関係ないって感じですね(笑)。こんな環境はなかなか他にはありません。ここで知り合った人たちとのネットワークは、将来の大切な財産になると思います。

これから大学進学を考える若い人には、とにかく「英語をやっておいて損はない」と伝えたいです。たとえ外国に興味がなくても、国際的な企業に就職するつもりがなくても、「英語」ができることで人生の選択の幅は格段に広がるはずです。

ちなみに、昔の米国留学時代の日本人の友人からは、アメリカの大学に復学したことを羨ましがられているんですよ。彼らはみな一から英語を学んで米国大学に入学し、ものすごく大変な思いをして卒業したわけですが、それでも今なお大学生活に憧れるのは、彼らの長い人生のなかでも大学での日々は何物にも代えがたい貴重な経験だったからでしょう。アメリカの大学に進学するということは、それだけ大きな意味があるのです。

「経済的には少しでも早く卒業したほうがいいのですけど(笑)、いまは学生というステータスを満喫しています」という戸上さん。そう、社会人に戻ったらなかなか長い休みはとれませんからね。それに、勉強していると「充実しているせいか1年がとても長い」のだとか。その充実の日々で学んだことを卒業後に生かし、農業という国の根幹を支えるフィールドで活躍されることをお祈りしています。(中川)

テンプルジャパンのNon-traditionalな人たち(4)―原田美奈子さん(学部課程在学中)  航空会社勤務から子育てを経て大学へ

テンプルのNon-traditionalな人たち (3)―デボラ・ドナートさん(2013年9月卒業)

テンプルジャパンのNon-traditional な人たち(2)― 本多裕美子さん(2012年卒業)

テンプルジャパンのNon-traditional な人たち(1)―玉置元哉さん(Academic English Program学生)


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テンプルジャパンのNon-traditionalな人たち(4)――原田美奈子さん(学部課程在学中)  航空会社勤務から子育てを経て大学へ

社会人学生ご紹介シリーズ4回目は、2012年秋からテンプルジャパン学部課程に在学中の原田美奈子さんにお話を伺いました。原田さん1

――入学までのご経歴を簡単にお願いします。

東京の短大で観光学を学び、1992年に卒業後、日本アジア航空(当時)に入社しました。客室乗務員としてアジア各地を飛び回り、飛行時間は約6700時間にも達しました。途中の2001年、休職制度を使ってコロンビア大学の英語研修課程に1年間留学。英語に磨きをかけつつ、大学の近くにある病院で長期間ボランティアとして働くこともできました。この病院ボランティア、子供に本を読み聞かせるというような仕事かと思って気軽に応募したのですが、いきなり集中治療室に配属されてびっくり(笑)。でもたいへんいい経験になりました。帰国後、復職して客室乗務の指導教官を務めていましたが、子供ができたのを機に2005年に退職。その後は、息子が小学校に上がるまでずっと子育てに専念していました。

――なぜテンプルに入学を考えたのですか?

子供が学校にいくようになって次のことを考える余裕ができたのですが、手は離れたといっても、やはりフルタイムの仕事に戻るのは難しい。とすれば、大学に戻ってちゃんと学士号をとりたいと思ったのです。実は以前からアメリカに留学したいという夢があったのですよ。ほんとうは短大卒業後に渡米したかったのですが、周囲に反対されて諦めたという経緯があって。コロンビア大学でも英語研修の後そのまま学部に進学することも考えましたが、ちょうど9/11のテロ事件と重なったこともあって、やはり帰国・復職の道を選びました。今回も、できれば夢だったアメリカの大学に行きたいけれど、家族を残して実際に留学するのは無理。ということで、テンプルジャパンを選んだのは自然な流れだったと思います。日本の大学にも社会人入学制度はありますが、まったく考えていませんでした。

――入学してからこれまで、勉強はいかがですか?

2012年の夏にAEP(アカデミック・イングリッシュ・プログラム)のProgram 3に入学して、次の秋学期には学部課程のブリッジプログラムに進学できました。アメリカの大学は勉強が大変だということは、コロンビア大でも見ていたので覚悟はしてましたが、実際は予想以上でした。ブリッジでは学部の科目を1コース履修できて、それがスージー・ジマーマン先生のHuman Sexualityのクラスだったのですが、これがまた厳しくて・・・(笑)。クラスはほとんどが外国人でしたが、最初のテスト1では私を含むクラスのほとんどが落第点だったんじゃないでしょうか(笑)。ネイティブの学生と一緒に行う最後のプレゼンテーションも、AEPで練習していたのとは比べ物にならないくらい大変でした。でも、がんばったおかげで最後はAマイナスの成績をいただいて修了できました。

家庭と両立しながらなので、今学期も2コースの履修にとどめていますが、それでも授業のない火・木も含めてほぼ1日中勉強しています。もちろん、家にホコリがたまらない程度の最低限の家事はしていますけれど(笑)。

――専攻は決めていますか?卒業後はなにを?

最初から心理学をやりたいと思って入学しました。子供を産んで育てているうちに、発達心理学に興味がわいてきたからです。また、子供の心理だけでなく、その「ママの心理」も研究したいですね。子供の虐待などいたましいニュースが後を絶ちませんが、追い込まれる母親の気持ちも理解できるところがあるのです。卒業したらスクールカウンセラーや児童相談員のような仕事で、人の助けになれたらと思っています。また、子供のバイリンガル教育にも興味があるので、テンプルのTESOLで勉強することも視野に入っています。

――社会経験がおありということで、若いクラスメートから相談を受けたりしませんか?

(航空会社で指導教官時代の原田さん)

(航空会社で指導教官時代の原田さん)

そうですね、とくに就職に関して相談を受けることは多いですね。

航空会社では教官として面接にも関わりましたから、企業の採用の基本的な流れとか面接時に注意する点など、経験の範囲でアドバイスしています。国際的な仕事では、いまやTOEIC満点は当たり前という時代。客室乗務のような接客の仕事なら、やはり見るのは「人物」ですので、学生時代に何をやってきたかを積極的にアピールできるといいのではないでしょうか。

――原田さんのように子育てが一段落したとき、次を考えて悩むママさんは多いと思います。「学び直し」という選択肢について、アドバイスがあればお願いします。

先学期Woman Studiesのコースをとったとき、先生がおっしゃっていた言葉が非常に印象に残っています。「日本の女性は(子供を産むと専業主婦にどどまっていることが多いので)、それまで受けてきた教育をまったく生かしていない。優秀な頭脳も知識も経験もあるのに、もったいない」というのです。本当にそのとおりだと思いました。私の周りにも学歴があって仕事の経験もあって優秀なママはたくさんいるのに、子供の食事、勉強、送り迎えと、まるで子供のマネージャーのような生活に甘んじていて、持てる能力を社会に還元できてないのです。

でも長いブランクのあと仕事に戻るには、やはり自信がないかもしれません。それならば、もう一度学校に戻ってスキルを磨く、という選択肢もあると思います。私は学士号が欲しかったので大学学部に戻りましたが、大卒の学歴があれば大学院にいくという選択肢もあるでしょうし、学位を目指さなくても生涯教育のような勉強の場はたくさんあります。「時間がない」という人も多いのですが、時間は作ればなんとかできるものだと思っています。

クラスメートからお姉さんのように慕われている原田さんは、試験の前などクラスメートを自宅に招いて勉強会をやることも多いそうです。きちんと勉強したあとは、いつも和気あいあいのパーティになるとか。子育てと両立しながら学士号を目指す姿は、学内外を問わず周囲にきっとポジティブな影響を与えていることでしょう。私もお話を聞きながら、原田さんの明るく前向きなエネルギーをひしひしと感じました。これだから取材はやめられません!(笑)(中川)

テンプルのNon-traditionalな人たち (3)―デボラ・ドナートさん(2013年9月卒業)

テンプルジャパンのNon-traditional な人たち(2)― 本多裕美子さん(2012年卒業)

テンプルジャパンのNon-traditional な人たち(1)―玉置元哉さん(Academic English Program学生)


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テンプルのNon-traditionalな人たち (3)―デボラ・ドナートさん(2013年9月卒業)

今回はテンプル米国本校のnon-traditionalな学生さんを紹介します。しかも親子で同時に学部卒業です!

第1回でも紹介しましたが、アメリカの大学における24歳以上のいわゆる「社会人学生」の割合は、全米平均で3割くらい(2006年)。テンプル大学米国本校のデータを見ると、学部課程の25歳以上は13%だそうなので(2012年)、平均より少ないですね。それでも日本の2%よりは断然多いですが、今回ご紹介するドナードさんのようにお子さんと一緒に卒業というのは結構レアケースだと思います。

以下、本校のニュースから抄訳です。CaitlinDebbieDonato2-300x199

9月12日、テンプルのフォックス・ビジネススクール(学部課程に関しては、日本語では経営学部と訳しています)の卒業式が行われました。ガウンと式帽に身を包んだ卒業生の中に、一組の母子の姿が。デボラ・ドナートさんとその娘ケイトリンさんです。

子供を育てながら医療機関で30年働いてきたデボラさんは、3年前に人事分野へのキャリアチェンジを決意。フルタイムの学生に戻りました。そして卒業を2ヵ月後に控えた今年7月からは、フォックス・ビジネススクールの人事マネジメント担当教員の紹介で、同部門のプログラム・コーディネータに就任しています。

デボラさんもケイトリンさんも、以前に他の教育機関で取得した単位を移行し、また夏学期も休まず勉強を続けた結果、3年で経営学士号取得にこぎつけました。デボラさんの専攻は人事マネジメント、ケイトリンさんはマーケティングですが、奇しくも最後のクラスは同じ、「グローバル・ビジネスポリシー」というキャップストーン・コースでした。

親子で同じクラスを受講するなんて、なんだかステキですよね。

オリジナル英文ニュースは、ぜひ本校のサイトをご覧ください。(中川)

テンプルジャパンのNon-traditionalな人たち(1)―玉置元哉さん(Academic English Program学生)

テンプルジャパンのNon-traditionalな人たち(2)―本多裕美子さん(2012年卒業)