松橋:テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)はアメリカの大学の日本校ですので、英語で授業が受けられることで知られていますが、日本での生活のためや、日本語向上のために、日本語を勉強する学生が多く、日本語を専攻することも出来ます。その中で、多くの学生は将来日本で語学力を生かして仕事をしたいと考えています。
“TUJ Japanese Conversation video“は今年夏学期が始まる前に、「普段、実生活で役立つような日本語のYoutubeのビデオシリーズがあったらいい!」という教務担当副学長ジョージ・ミラーのアイデアから生まれました。
根岸:ビデオの制作は夏学期(5月〜7月)にオンラインで授業を教えつつ、協力して1週間に1本のペースで作りました。大変でした(笑)。
松橋:本当。1週間ずつ交代で、一人がスクリプトを書いて、Zoomで撮影しながらスクリプトを微調整して、そのあと一気にビデオ撮影〜!という流れでしたね。
根岸:コロナのこともあり、全て遠隔で行ったので、テクノロジーを駆使しましたね。Google Drive(オンライン共有ファイル)で台本を作り、Zoomで会話を撮って、それを自分たちで編集して。Adobe Premier Pro(本学の教員と学生は誰でも使用可能)という編集ソフトを使ったのですが、2人とも全く使ったことのないツールだったので、YouTubeにあるチュートリアルビデオで主に使い方を学びました。
松橋:撮影に関しては、エピソード1は特にたどたどしく、台本通りに話さなきゃ!みたいに真面目に考えていたんですが、だんだん「全部台本通りじゃなくてもいいか〜」という話になって、アドリブで撮影できるようになってきました(笑)。慣れってすごいですね。
根岸:語学系に限らず、色々なYouTubeビデオを見て、構成だとかを分析して、YouTuberってすごいんだなと思いました。でも、今回のビデオ作成みたいな新しい分野に挑戦して、できなかったことができるようになった瞬間は快感でした。独学の妙と言いますか、今回得た編集スキルだけでなく、これって自分への自信にもつながった気がします。私自身は教員ですが、学びの楽しさを改めて感じました。
松橋:そうそう、最初の案は「Hooter(米国本校のマスコット)が日本語を勉強するとしたら…」みたいなストーリーにしようと思ったんですが、「どうやってHooterを連れてくるの?」とジョージにつっこまれて、結局Zoomで二人の会話を撮影することになったんですよね。
根岸:Hooter、連れてきたかったですね〜(笑)。猛暑だし、コロナだし、無理でしたね(笑)。
松橋・根岸:みなさん!全8エピソードありますが、一番気合いを入れたエピソードはエピソード7(9月14日公開予定)ですので是非見てくださいね〜。全てのエピソードが、実はエピソード7に繋がるようになっていますから!
*日本時間の毎週月曜日午前9時に新しいエピソードがTUJの公式チャンネルで公開されます。
“TUJ Japanese Conversation video“ プレイリスト:https://www.youtube.com/playlist?list=PLpWZNawzHThjt24GLJVP4c97FSl7eKzGe
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