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インターンの星-File 22 【テクノロジー企業】

第22回目は、テクノロジー企業のiNAGOでインターンを経験した日暮さんのインタビューです。どうぞ!

■ プロフィール
日暮 美夕紀さん(Miyuki Higurashi)。経済学専攻の4年生(Senior)。大学で学んでいくうちに、数学が好きで自分は理系だと認識するように。将来は、メーカーなどで製品企画に携わりたいと考えている。

◆ インターン先: テクノロジー企業 iNAGO

◆ 期間: 2011年1~4月 (週2回、6時間/日)
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右上にいるのがMonaさんです

■ インターン先を選んだ理由は?
専攻が経済学なのでインターンシップは必修ではなかったのですが、在学中に就業経験をしておきたいと思ってインターンに申し込みました。IT業界は関心のある分野のひとつで、iNAGOのウェブサイトを見て興味をひかれたのが志望の理由です。
iNAGOは、ヒューマン・コンピューター・インタラクション(HCI)のテクノロジーを使ってさまざまなシステムを展開するユニークな企業です。HCIとは、テキストや音声を利用して、人とコンピュータが会話をすること。たとえば、会社のトップページにはMonaというキャラクターがいて、テキストを打ち込むことによって彼女と会話することができます。そのほか、プッシュボタンの代わりに、音声認識を使ってよりスムーズな自動音声案内システムを実現したりしています。

■ どんな仕事・経験をしましたか?
データ入力から翻訳、開発中ソフトのテストなど、いろいろ経験させていただきました。キャラクターと会話が楽しめるエンターテインメントアプリがいくつかあって、部分的にですがコンテンツにも携われたことが嬉しかったです。オフィス業務をとおしてExcelの関数機能も学べました。また、社内は和やかな雰囲気で働きやすく、会社によって社風は違うのだなと感じました。

■ 印象に残っていること
東日本大震災が起こった3月11日は、日本の大学は春休み中でしたがTUJは春学期の真っ只中。授業は約3週間休講*になりました。でも、その間も、企業は動き続け、人々は働き、業務を遂行している。私も、地震発生の翌週から自宅勤務で対応しました。“働く”ということはどういうことなのか、身を持って“学生と社会人の違い”を実感したように思います。

■ 最後に
春学期は4クラスを履修していたので、インターンと両立するのは本当に大変でしたが、実際に仕事をすることによって、就職への意欲そして自信が高まったと思います。
TUJに入学したのは、大学でしっかり勉強するという目標を達成するためでもありました。宿題や課題が多く、きちんと勉強しないと、良い成績は取れないし単位を落としてしまうことにもなりかねません。海外で学校に通う経験のなかった私にとって、多国籍なクラスメイトとアメリカの大学の授業スタイルから学ぶことは大きかったと思います。最初は緊張したプレゼンも、回数を重ねるごとに上達していると思うので、実社会に出たときにぜひ役立てたいです。

*TUJでは、当時の状況(余震、原発や計画停電の状態、各国大使館の勧告など)、学校運営(無事に学生が単位修了できること)などを深慮して、最終的に3週間の休講を決断しました。3月11日以降の学校対応については、こちらのブログをご覧ください。https://tujcomm.wordpress.com/2011/04/05/3%e6%9c%8811%e6%97%a5%e3%80%82/

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HCIという言葉、私は初めて聞きました。早速、インタビューで日暮さんから教えてもらったMonaというウェブサイト上のキャラクターと会話してみました。不思議な感じです…。
でも、よく考えてみたら普段でも、『変更内容を保存しますか?』とか、『件名なしでメールを送信しますか?』って聞かれたりして、知らないうちにコンピューターと会話していることに気がつきました。

パソコンを見る目が少し変わりそうです。

(Kunimatsu)