テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog


コメントする

Exhibition: “Screen Test: Translating Your Own Culture” @TUJ Art Gallery 「スクリーン・テスト:汝の文化を翻訳せよ」@TUJアートギャラリー

@TUJ Art Gallery

“Screen Test: Translating Your Own Culture”  

Time:June 22-July 3, 2021 (Campus Opening Hours, Closed on Sunday)  

Artist:  Kano Aunaree, Malak Binalmas, Cathy Hua, Ayaka Yoshimura, Shinya C Watanabe  

Curated by:  Shinya C Watanabe 

This exhibition is the final project of Shinya C Watanabe’s ART HISTORY 2096 course “Eurasia: Connecting European and Asian Art and Culture” in Spring 2021. 

In this class, students wrote critical evaluation papers (1500 – 2000 words) describing an aspect of his or her own culture, and based on this paper, each student gave a 15-minute presentation. 

By having this exhibition, I would like to show the outcome of this Writing Intensive course, and also motivate other TUJ students who have a hard time during COVID-19 pandemic situation.”   – Shinya C. Watanabe

Shared Link for the video  “Screen Test

Special thanks to:  Aizawa Office, Isaan Kitchen

「スクリーン・テスト:汝の文化を翻訳せよ」

期間:2021年6月22日~7月3日(キャンパスの開館時間内、日曜閉館)

展示作家:Kano Aunaree, Malak Binalmas, Cathy Hua, Ayaka Yoshimura, Shinya C Watanabe

キュレーター: 渡辺真也(TUJアート学科講師)

本展示は、TUJ講師 渡辺真也が2021年春学期に担当したART HISTORY 2096の授業「Eurasia: Connecting European and Asian Art and Culture」の最終プロジェクトです。

「この授業では、学生たちは自分自身の文化に関する論文(英語1,500-2,000ワード)を執筆し、それに基づいた15分のプレゼンテーションを行いました。

この展示を開催することで、この英語ライティングに特化した授業の成果を発表・共有し、COVID-19パンデミックの状況下で困難に直面している他の学生たちのモチベーションを高めることができればと考えています」(渡辺真也)

謝辞: 相澤事務所、Isaan Kitchen


コメントする

新キャンパスで初の「小中高 英語サマープログラム」を開催しました

IMG_2814.JPG

酷暑が続いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

テンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)では、今年の夏も『小中高・短期集中英語サマープログラム』を開催し、先週無事終了しました。毎年人気のこのプログラムは、アカデミック・イングリッシュ・プログラム(AEP)が小中高生向けに開発した「米国の大学で学ぶ小中高向け講座」です。

昨年夏に移転した三軒茶屋の新キャンパスでの開催は、今回初めての取り組みで、また「新しい日常」withコロナ状況下で、本学としてもこれまでにない新たな挑戦でした。

開催当日まで、また開催期間中も状況に応じて、コロナ対策のためスタッフが入念に準備を重ね、1クラスの人数を徹底して少人数に絞り、アクリル板の間仕切りを机に設置してソーシャルディスタンスを保つ工夫をするなど、細心の注意を払って運営に努めました。

IMG_2817

8月20日~22日開催の「中学1年生のためのサマープログラム」をのぞかせてもらった際も、参加者、教職員ともマスクやフェイスシールドをつけて、緊張感の中にも楽しい雰囲気で、アクティビティに取り組んでいました。

 

IMG_2829.JPG

IMG_2824.JPG

「7月から既に小中高生は学校に通っているお子さんたちが多いので、マスクやソーシャルディスタンスの“新しい日常”での学びは、私たちスタッフよりも慣れている感じで、逆に安心しました」(AEPスタッフ・談)

P1011279.JPG

中1クラスのほか、小学校5・6年生対象の「日本でできる小学生の国内留学プログラム」(8月6日~8日)、高校生対象の「高校生のための英語スキルアップ講座」(8月10日~14日)、に中学2・3年生対象の「日本でできる中学生の国内留学プログラム」(8月17日~19日)も無事終了しました。

「小学生のお子さんからのアンケートで『今年はコロナであまりお出かけできなかったけれど、サマープログラムはいい思い出になりました』との回答があって、私たちも本当にいろいろ準備してきてよかった、と思いました」(AEPスタッフ・談)

P1011277.JPG

 

2021年夏は、まだまだ先のことで、どのような状況になっているか予測がつきませんが、「TUJ小中高サマープログラム」では、さらなる挑戦を重ねていきますので、みなさん、乞うご期待、これからも応援よろしくお願いします。

<MM>


コメントする

「日ロ関係」専門家 TUJ上級准教授ジェームズ・ブラウンが初の日本語で特別講義

JD1

ロシア人でもなく、日本人でもなく、なぜ日ロ関係の専門家に…?

北アイルランド・ベルファストで生まれ、英国、アイルランド二つの国籍を持つテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)国際関係学科 上級准教授ジェームズ・ブラウン。母国でアイルランド紛争を若い頃から見てきた中で、国際関係に興味を持ったのがきっかけとか。公務員だった父親がソ連崩壊後のロシア連邦支援の仕事をしていたことから、ロシアには縁が深かった、といいます。

JD2

日ロ関係の専門家であるブラウンが7月10日、昭和女子大学人間社会学部 現代教養学科主催の特別講義、第12回国際関係論グローバル・セミナーにゲスト講師として招かれ、オンライン登壇しました。セミナーを主催された同大教授の志摩園子先生から要請があり、国際関係以外の専攻で普段英語での授業にあまり馴染みのない学生さんたちも参加できるようにと、ブラウンにとって、今回初めて日本語も交えたレクチャーとなりました。

JD3

JD4

ブラウンは、18世紀初頭にさかのぼる長い歴史を持つ日ロ関係について、20世紀に入ってからの困難な情勢、日露戦争から第二次大戦、冷戦を経て今日まで続く領土問題について、わかりやすく解説しました。領土問題については日本とロシアの公式見解、立場の違いについて触れ、また最近のロシア事情についても、詳しい説明がありました。

JD5

JD6

講義は英語のあと、日本語でも同じ内容の説明をスライドと口頭で行う形式で、普段は英語の講義に慣れていない学生にも参加しやすいものとなりました。

JD7

レクチャーの後、ブラウンは自身の経験も踏まえ「外国語を学ぶ上で一番の敵は、間違いを恐れること」として、参加学生の皆さんに呼びかけて英語での質問を奨励すると、複数から手が上がり、”An excellent question(いい質問ですね)” ”impressive(素晴らしい)”とコメント。闊達なQ&Aセッションとなり、今回の授業交流/特別講義はブラウンにとっても「本当に緊張して、汗が出てきました」と、日本語レクチャーデビューの貴重な機会となりました。

 

<MM>


コメントする

「仕事は準備が8割」~TUJ卒業生GAKU-MCさんがコットンクラブで熱唱

DSC06759.JPG

GAKU-MCさん@丸の内Cotton Club(2020年2月11日) Photo by DAISUKE SUGIMURA

穏やかな日差しあふれる休日となった建国記念の2月11日、90年代から日本のヒップホップ界をけん引するGAKU-MCさんがソロ活動20周年を記念して、丸の内のコットンクラブにてスペシャルライブ『GAKU-MC 20th anniversary live at 丸の内~大人のラップの世界へようこそ~』に出演しました。GAKU-MCさんといえば、East End x Yuriのユニット名にて、大ヒット曲「DA.YO.NE」でミリオンセラー記録を樹立、2013年からはMr. Childrenの桜井和寿さんとウカスカジーを結成して、「勝利の笑みを 君と」(日本サッカー協会公認 サッカー日本代表応援ソング)を歌うなど精力的な活動を続けています。そんなGAKU-MCさんはテンプル大学ジャパンキャンパス(TUJ)の卒業生で、音楽のルーツは在学中に遡り、「DA.YO.NE」ヒットの翌年には、第46回NHK紅白歌合戦(1995年/平成7年)にも出演しました。環境問題をテーマにした活動を積極的に展開し、東日本大震災後には、ap bankのメンバーとしてボランティア活動に従事するなど復興支援にかかわり続け、今年の夏は大会スポンサー枠の東京五輪聖火ランナーとして福島県内を走ることになっているそうです。

ライブに先立ち、GAKUさんに、TUJが三軒茶屋の新キャンパスに移転したことをお伝えすると、こんなコメントをくださいました。

卒業してずいぶん経ちますが、大学で学んだこと…きっとボクの音楽に沢山息づいています。引き続き止まらぬように進みますね。チャンスがあったらキャンパス見にゆきます」(by GAKU-MC)。

DSC06682.JPG

Photo by DAISUKE SUGIMURA

この日のライブは、「いつもと違う感じで~」とシックな黒のスーツに身を包んだGAKU-MCさんとバンドメンバーが登場。会場を見渡したGAKUさんも「みんなもいつもと違って…こういうのもいいよねぇ」と20周年の特別感を一曲目から堪能しているようでした。「拳を振り上げて、大人に向けてとんがったメッセージを発信」していた20代から時は流れ、今や自分が「大人の世界」を生きる中、今だからこそ語れる「バランス」、世を生きる大人たちへの応援メッセージ満載の曲を次々と披露。「ワイングラスを倒さないように」気をつけながら、会場も総立ちで盛り上がる中、渾身のメドレー、もちろん「あの歌」もはさみながら…。

GAKUさんの「MC」で、心に残った言葉をいくつか。

「時代は夜中に始まる」

~一日の仕事に疲れて帰ってきて、シャワーを浴びて、ホッと一息、自分を振り返るとき。自分と向き合い、自らを鼓舞するとき。「世の中が移り変わる熱量はいつも夜中に始まる」。

「仕事は準備が8割」

~プレゼンそのものの時間より、本番までの努力、準備にかけた膨大な時間、他者からは全く評価されない部分かもしれないが、そこにいたるまでのプロセス、そこにかけた熱量が大切。

GAKU-MCさん、これからもラップに乗せたメッセージの発信、楽しみにしています。

<MM>


コメントする

Machine Learning and Creativity Public Lecture

By Rebecca Slinn
Assistant Webmaster at Temple University, Japan Campus

Machine Learning and Creativity was the first public event held at the new TUJ campus, and attracted a wide audience of past and current students and faculty, as well as students and faculty from other universities, and professionals. David Ha, a top engineer from Google, gave an overview of how machine learning has been used in the arts and humanities and what the future may hold.

Ha brought a complex mathematical topic to life with humor (and animated GIFs), such as programs that can draw an infinite number of unique cat doodles. He also showed how machines can be given a task, such as walking over a series of obstacles, and how they learn and develop new methods (and most often just find a way to cheat).

One practical use of machine learning is Ha’s work on deep learning and classical Japanese literature. He showed how his team trains programs to recognize old style cursive Japanese characters from historical texts and convert them instantly into modern Japanese characters.

A lively discussion followed when a TUJ student asked what place humans have in the future when AI reaches a level of complexity that exceeds human abilities. The event provided a great welcome to the new TUJ campus and the new semester.


On August 28, 2019 TUJ hosted an event with Tokyo-based organization “Women in Technology Japan”. The event featured speakers from the Waseda University Artificial Intelligence Lab, and David Ha from Google.