テンプルこぼれ話

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テンプルジャパンのNon-traditional な人たち(1)―玉置元哉さん(Academic English Program学生)

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(1)と書いたもののこれからシリーズになるかどうか不明ですが、これは基本的に学生紹介、なかでも米国大学でいわゆるnon-traditionalというカテゴリに属する方にクローズアップしよう、という野心的な企画です!

Non-traditional studentの定義は明確ではないようですが、日本でいう社会人学生とおおむね同義といってよさそうです。少し古いデータ(2007-2008年)ですが、米国大学の学部生のうち24-29歳が占める割合は13.8%、30歳以上は14.4%だそうで、あわせると3割近くになりますね。テンプルの数字は公表されていませんが、おそらく社会人学生の割合は日本の大学平均よりかなり高いと思われます。

さて、そんな「おとな」の学生さんご紹介企画、記念すべき第1回にご登場いただくのは玉置元哉(たまき・もとや)さんです。

Tamaki-san玉置さんは、京都の大学を卒業後、読売新聞社で20年間、記者・デスクとして活躍されました。4年ほど前に早期定年退職して独立、現在は翻訳家・フリーライター・ジャーナリストとしてお仕事中です。今年5月に、大学附属英語研修課程であるアカデミック・イングリッシュ・プログラム(AEP)に入学し、秋から学部課程のブリッジプログラムに進学予定とのこと。

テンプルジャパンでの日々を含めて様々な話題をご自身のブログ「バブルおやじの遊軍日誌」 に綴っておられますので、詳しいご経歴やテンプル進学までの経緯、そしてAEPのスパルタ教育の全貌(!?)については、ぜひそちらもご覧ください。

――大学に戻ろうと思ったきっかけと、今後の進路についてお聞かせください。

    早期退職して時間的・経済的なゆとりができたので、本格的に英語を勉強したいと思った。翻訳学校にも通ったし、イギリスに短期語学留学も経験した。もう英会話学校では物足りない。そこで、専門分野を英語で学べる大学がいいと思った。海外の大学へ行くことも考えたが、社会人として日本で仕事をしていて、いきなり4年間も日本を離れるのは難しい。日本の大学も調べたが、テンプルジャパンを選んだ理由は、やはりアメリカの大学の学位がとれることと外国人教員の比率が高いこと。来学期から学部課程のブリッジプログラムに進み、その後はコミュニケーション専攻を検討しているが、変更するかもしれない。メインキャンパスに短期留学してもいいし、もし海外で仕事や住む場所が見つかれば長期滞在してもいい。大学院進学もあり得る。いろいろな選択肢を考えている。

――社会人としての大学生活はいかがですか?米国大学は期待通りでしたか?

    まだ正規の学部ではなくAEPの段階だが、勉強量が多いのは予想どおり。社会人の場合は、仕事や家庭に割かなければならない時間も多いし、記憶力などは若い人にかなわないので、ついていくのは大変だった。でも大学に入っていちばんよかったことは、じっくり考える時間と機会があること。歳の離れたクラスメートといっしょに課題に取り組むのも、新鮮だし刺激的だ。一般論としていえば、社会人こそ学びが必要で、大学こそその場だと思う。職場を離れるにはそれなりのコストがかかるが、将来への投資と考えればよい。学び直しに国や企業の支援があるに越したことはないが、現実には難しい場合が多いから、やはりそこは個人ががんばるしかないだろう。

――AEPのクラスメートはほとんどが外国大学へ進学希望のはずですが、巷では日本人の留学が減ったと騒がれています。

    経済的に厳しいという事情もあるだろうが、日本人が留学しないいちばんの理由は、日本企業が留学経験者を生かしきれてないことだと思う。英語が操れる人材よりも、指示に対して「なぜ?」などと問い返さずに素直に従う人材のほうが、現場では歓迎されるから。そういう企業風土はなかなか変わらないが、なんとかしないといけない。最近の若者が「内向き」だとマスコミは喧伝しているが、必ずしもそうではないだろう。若いうちは基本的になにも知らないのだから、内向きも外向きもない。好奇心旺盛な学生というのはいつの時代にも一定数存在する。むしろわれわれ大人のほうが、内向きで硬直した社会を変革して、そういう若者の後押しをすべきだ。

――日本人が「使える英語」を身につけるには、そしてグローバル人材になるには、なにが必要だと思いますか?

    英語教授法に関しては門外漢だが、自分の経験からいうと、会話重視か文法重視かといった択一ではなく、講義を聴く、エッセイを書く、スピーチする、討論する、といった活動を通じて、「聞く、話す、読む、書く」のすべてを長時間かけて丁寧にやっていくことしかないのではないか。世界に伍してやっていくには、これら4技能の運用能力のほかに、よく言われるような教養あるいは一般常識、そして専門知識も大事。まずは個として世界に通用しなければならない。その上でのグローバル人材だが、それは結局グローバルな環境でしか育たないのではないか。つまり、いろいろな国、文化、民族の人とコミュニケーションを図る中で育成されていく能力だと思う。

――ありがとうございました。

元新聞記者の方に取材するというのはかなり緊張しましたが、質問への答えをあらかじめプリントアウトしてお持ちくださるなどのお気遣いをいただき無事終了。テンプルジャパン初期の1980年代の世相も知る玉置さんからは、いまのテンプルがどう世の中に訴えていくべきかなどのアドバイスも頂戴し、おおいに勉強させていただいた1時間でした。

これからもテンプルのNon-traditionalな学生のみなさんに、その知見を披露していただけるようなインタビューをしていければと思います。請うご期待。(中川)

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