テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

Tokyo English Career Fairを通して見えるもの

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先週19日、第2回目となる「英語による合同企業説明会」が、共催者である上智大学さんのキャンパスで開催されました。

昨今、「留学生対象の企業説明会」というのは見かけるようになりましたが、使用言語が英語のみという企業説明会は、日本ではおそらくこれだけでしょう。昨年の第1回は、このブログでもお伝えしたとおり、予想の3倍以上という来場者を集めて大盛況でした。

学生側の需要は確実にある!

というわけで今年は内容パワーアップ。運営にはマイナビの協力をいだだき、告知、参加者登録から当日の会場設営までプロ仕様に。参加企業は昨年より3社増えて13社(一覧はこちらから)、来場した学生数は、昨年を1割以上上回る320人となり、その4分の1は両大学以外の学生でした。

全景2

対象を「外国人留学生」に限定していたわけではないので、会場には日本人学生の姿もかなり見かけました。外資・日系を問わず、こうした「外国語堪能な日本人(留学経験者)」の採用意欲は引き続き高いようです。

ただし、説明会は英語でも、実際の採用では日本語力を問う企業がほとんどです。特に外資系は、わざわざ日本で採用するのですから一定の日本語力を求めるのは当然でしょう。むしろ、世界市場の開拓人材を必要とする日本企業のほうが、日本語力の要求バーが低いかもしれません。
三菱ふそう(small) MAX(small)

テンプルジャパンの就職部では、6割を占める外国人学生たちに対し、日本で就職したいなら日本語検定2級以上を目指すよう、強力に指導しています。一方で、入り口の企業研究だけでも言葉の壁を低くするよう、こうした英語によるキャリアフェアも開催しているわけです。いわば両方から「歩み寄り」が必要で、そこに苦労があります。

日本の大学は、英語だけの授業を増やして留学生を増やそうとしています。彼らがみな、必ずしも日本語堪能でないまま卒業していくのだとすれば、彼らの就職を支援する段階になって、きっとこの苦労を他の大学でもシェアしていただけることでしょう(笑)

ついでに書きます。

グローバル人材というと、たいてい「海外で活躍できる」といった枕詞がついています。その育成のために英語力を向上させようという施策も目白押しです。では、海外で活躍する予定のない人はグローバル人材にならなくてよいのか?日本国内なら、日本語ができない外国人のほうが悪い、と言ってるだけでよいのか?

都心のターミナル駅などでは、日英中韓の4ヶ国語表示も見かけるようになりましたが、まだまだ日本は、言葉の面で外国人が住みやすい環境とはいえないでしょう。特区を作って外資を誘致しようというなら、そして英語による授業を増やして留学生を呼び込もうというなら、同時に、もう少し英語がふつうに通用する社会を志向すべきではないでしょうか。もちろん日本語を捨てるわけではありません。シンガポールやフィリピンなどのように、いくつかの言葉が公用語として通用し、共通の言葉を介して「異質なもの」が共存できる社会です。その意味で、「グローバル化」が必要なのはむしろ日本国内のような気がするのです。(中川)

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