テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

New Year, New Leadership

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年が明けて早3週間、テンプルジャパンでは春学期が始まって1週間が経ちました。

テンプル大学は1月1日から新しい時代を迎えています。第10代総長(President)ニール・セオボルド氏が就任したのです。新総長については昨年8月すでに発表されていますが、改めて経歴を簡単に紹介しましょう。

第10代テンプル大学総長ニール・セオボルド氏

第10代テンプル大学総長ニール・セオボルド氏

出身は米国イリノイ州。本校の発表には例によって生年が書いてないので年齢は不詳ですが、1978年に学部を卒業ということですから、現在おそらく50代後半でしょう。(もっとも、こういう場面で年齢を気にするのは日本人特有かもしれませんが・・・笑)

彼は家族の中で初めて大学教育を受けた人だったそうです。いわゆるワーキングクラス出身ということですが、大卒後は企業勤めなどを経て、ワシントン大学大学院へ進学。修士・博士号を取得して教員の道に入ります。20年近くインディアナ大学に在籍し、2007年からは同大のバイスプレジデント兼最高財務責任者を務めていました。つまり経理・財務のプロですね。そして今月からいよいよ大規模州立大学の総長職へ。

正式就任前の昨秋から既にテンプルの学生や教職員との会合を精力的に重ねてきたようですが、このたび改めて、新総長のメッセージビデオがリリースされました。

この中で彼は、「テンプルはとてつもない可能性を持つ」と語っています。2分足らずの短いビデオで、残念ながらジャパンキャンパスへの言及はありませんが、これからも積極的に学生やスタッフと対話をしていきたいということなので、ぜひ6月の卒業式には来日し、ジャパンキャンパスの可能性をその目で確かめてほしいと思います。

ところで、年末に行われた地元紙Philadelphia Inquirerとのインタビューでは、新総長は、4月に予定されていた就任演説を10月に延期すると述べています。今後のテンプルの行方を決める施政方針ですから、もう少し時間をかけて準備したいというのは理解できますが、一方で、予算の非集中化(decentralization)については2014年秋から導入すると明言しています。さすが財務の人です。

ちなみに、セオボルド氏のもとインディアナ大学は、
「3,840万ドル(予算の7.8%)の州補助金カットを乗り越え、整理解雇を回避し、教職員給与の年2%の引き上げを実現。これを可能にするため、購買システムの統合や早期退職制度の導入、生涯教育部門の廃止など思い切った政策で経費削減を実行」
したそうです(8月8日プレスリリースより)。

以前からこのブログでもお伝えしていますが、ペンシルベニアを含む米国の多くの州で州立大学に対する公的支援が削減されています。その減額幅たるや、日本の国立大運営費交付金や私学助成の削減幅の比ではありません。一方、大学授業料の高騰と多額の学生ローン負債は、米国の社会問題になっています。新総長は、上記インタビューの中でも「学生の経済的負担の軽減」を優先課題として挙げています。

授業料値上げが限界とすれば、大胆な変革でコスト削減が必須です。整理解雇や給与引き下げを伴わずにそれを実行することは至難の業でしょうが、インディアナ大学で彼はそれをやりとげたというわけです。

厳しい時代こそリーダーシップの真価が問われます。セオボルド新総長のリーダーシップのもと、テンプルの新時代の幕が開きました。ジャパンキャンパスももちろん、その舞台で重要な役割を演じていくことになるでしょう。

さて、我がジャパンキャンパスのリーダーは、今年6期目を迎えるブルース・ストロナク学長です。「学長室だより」新年版は、日米関係からみたテンプルジャパンについて語っています。 ぜひご覧ください。

そして、2008年からスタートしたこの広報ブログも5年目に入りました!今年は私以外の広報部員による投稿も再開しますので、引き続きよろしくお願いいたします。(中川)

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