テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

ある日本人歯科医とテンプル大学

1件のコメント

来る9月20-21日、テンプル大学米国本校の歯学部(Kornberg School of Dentistry)で、とある日本人の生誕150年記念イベントが開催されます。

一井正典(いちのい・まさつね)展 

一井氏は文久2年(1862)年、肥後の国(現在の熊本県)生まれ。22歳で渡米し、苦学の末、現在のテンプル大学歯学部の前身、フィラデルフィア・デンタルカレッジを首席で卒業。日本人歯科医として初めてアメリカで開業した方だそうです。

帰国後は、東京で一井歯科医院を開業。最新の歯科技術を日本へ広めるとともに、明治・大正・昭和天皇の侍医としても活躍したとのこと。

こんなところにもテンプルと日本の小さなご縁がありました。

・・・と、ここで終わってもよかったのですが、熊本県教育委員会のウェブサイトに掲載されている一井氏の経歴をあたらめてよく読んでみると、なかなか素敵なエピソードが書いてあるので、ぜひその一部を紹介させてください。

◇ 若いころから苦労されてきた一井氏に渡米を決意させたのは、米国から一時帰国していた日本人牧師の一言だったそうです。 「本気でアメリカに行きたい者は、みんな僕について来い」「僕も数年前まで、君たちと同じく貧乏で無教養だった。アメリカはそんな僕を紳士に育ててくれた」

◇ のちに一井氏は歯科医を志し、フィラデルフィア・デンタルカレッジでも人一倍勉強を重ねてトップの成績を残すも、卒業を目の前にして学費が払えない。そうしたら、「81人のクラスメートがおのおの1ドルずつ出し合って助けてくれた」というのです。

そんなちょっといい話を心にとめて、来週末フィラデルフィアにいらっしゃる方は、テンプル大歯学資料館・博物館の見学も兼ねて「一井正典展」覗いてみてはいかがでしょう。(中川)

ある日本人歯科医とテンプル大学」への1件のフィードバック

  1. 面白い話のご紹介、ありがとうございます。アメリカ初日本人歯科医がTemple卒は凄い事ですね。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中