テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

日本企業で日本語が必須でなくなる日?

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昨日はキャンパスでキャリアフェアが行われました。

これまでは毎年秋の開催だったのですが、昨年、大手企業の採用広報活動スケジュールが後ろ倒しになったため、あわせて時期を変更したものです。

今回も各界のリーディングカンパニー11社が参加してくださいました。

東大が秋入学を検討するというので、企業の新卒採用方法の見直し議論にも火がついた感がありますが、参加11社のうち約半数は、すでにフレキシブルな入社時期を設定しておられました。5月8月12月に卒業していくテンプルの学生にとって、通年採用の普及はもちろん追い風といえます。

この機会を活用すべく、授業の合間をぬって会場を訪れた学生は延べ100人ほど。中には、授業が早く終わったので見学に来たという普段着の1~2年生も混ざっていましたが、ほとんどがスーツ姿。なんだかみんな急に大人になったように見えます。人間見た目じゃないとはいえ、着るものによって印象が変わるというのもまた確かですね(笑)

◇ されど日本語・・・

おかげさまでテンプルジャパンの卒業生の就職率は9割台を維持しています。日本人学生に関しては、やはり英語力が武器になるケースも多いようですが、さて、半数以上を占める外国人学生の場合はどうでしょうか。

今回のキャリアフェアにも外国人学生が多数参加し、みな各社のブースで真剣に話を聞いていました。が、日本企業への就職希望者の中には、あらためて「ことばの壁」にぶつかる人もいたようです。

国籍を問わない採用が増えているといっても、公用語が英語という日本企業はまだ少なく、相応の日本語力が必須とされるのが現実です。日本で日本人とともに働くからには当然とも言え、今回のキャリアフェアでは、担当者ご自身が完璧なバイリンガルでも敢えて説明は日本語のみ、という企業もいらっしゃいました。

この現状を受け、テンプルジャパンは外国人向けに一昨年から日本語学科を設けました。国際教養と専門知識にプラスして日本語力を身につけてくれれば、外国人学生の就職活動も、もっと有利になるだろうと期待しています。

◇ たかが日本語?

一方で、日本企業の採用にはいつまで「日本語力」が必須でありつづけるだろうか?という疑問も禁じ得ません。

日本の大学でも、留学生を増やすために英語のみで教えるコースを増やすといった議論がありますが、授業で日本語を使わず日本語を覚えないまま卒業するとすれば、彼らはその後どうするのでしょう?

かつての開発援助としての留学生政策であれば、卒業したら母国に帰ってがんばってね、でよかったのでしょうが、これからの日本はそんな鷹揚なことも言っていられないはずです。彼らに日本に残ってもらい、引続き日本で働いてもらわなければ、経済的にも大きな損失といえます。

留学している間だけでなく、「その後」の彼らの人生も含めて、日本社会全体で考えなければ、「留学生30万人計画」など到底達成不可能ではないでしょうか(そういえば、この標語も最近あまり聞かれなくなりましたが)。

でも、産官学が連携し、本気で日本社会全体がそちらにカジを切るなら・・・

日本から日本語が消えることはなくても、複数の言語が公用語になる日は、意外に早く来たりするのかもしれません。

※ Campus Recruiting Plazaにテンプルジャパン就職部長のインタビューが掲載されています。こちらからどうぞ。

(中川)

日本企業で日本語が必須でなくなる日?」への2件のフィードバック

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  2. ピンバック: TUJと同じ30周年の牛丼屋さん |

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