テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

3月11日。

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 3月11日金曜日。

日本では春休み中の大学が多かったと思いますが、テンプルジャパンは春学期の真っ最中。大きな揺れに屋外避難指示が出て、当日の授業はすべてキャンセルになりました。帰宅困難な学生が数十人、教職員とともにキャンパスに宿泊しました。

その週末、東北地方の大惨事の実態と首都圏への影響が徐々に明らかになるにつれ、本学も判断を迫られました。休校は避けたいところでしたが、計画停電とそれに伴う大きな混乱をうけて、やむなく学期を一時中断することになりました。

相次ぐ余震、終息の気配が見えない原発事故、首都圏での生活物資の不足、計画停電とそれに伴う交通ダイヤの乱れ。まさに「想定外」の事態が刻々と展開するなか、当初1~2日のはずだった休校措置は延長を余儀なくされました。

17日には米国大使館が在日の自国民に国外への避難を勧告。これを受けて、20日早朝、米国本校が用意したチャーター便が、国外退避を希望する外国人学生を乗せて香港へ向かいました。その翌日には大阪へ向かうチャーターバスも出発しました。

米国本校の短期留学プログラムで来日中だった学生69人は、全員が帰国を命じられました。

このほかにも多くの教職員や学生が、東京を、日本を、離れました。

昨日4月4日、3週間の中断を経て、学部課程の授業が再開しました(大学院や生涯教育プログラムは、1週早い3月28日までに再開しています)。

学部の6割を占める外国人学生を中心に、一度東京を離れて戻ってきた学生もいますし、フィラデルフィアに渡って米国本校で学期を継続する学生もいます。また、どちらも難しい場合には、遠隔学習のオプションも用意されています。震災前に784名だった今学期の学部学生のうち、実際何人がキャンパスに戻ってきたのか、来週以降に判明する見込みです。

年3学期制を採用するテンプルジャパンでは、学期間の余裕がほとんどありません。失った3週間は、学期終了日を約1週間後ろ倒しにするだけで挽回できるよう、教員はシラバスを組み直し、なるべく多くの学生が学期の単位を修了できるよう尽力しています。

なお、被災地出身の日本人学生・入学予定者については、本学としてできる限りの救済措置を講じることになっています。テンプル大学全体として、被災地の復興支援にも動き出しています。

以上、3月11日以降の本学の対応の大筋を記録しました。

改めて、大震災の犠牲者の方々のご冥福をお祈りし、被災者のみなさまに心からお見舞い申し上げます。

東日本の多くの産業、企業、大学がそうであるように、本学が完全に元通りになるまでには少し時間がかかるでしょう。でもむしろ、「完全に元通りになる」ことよりも、「新しいテンプルジャパンをつくる」発想をすべきかもしれません。

先日だれかがツイッターでつぶやいていたことに、大変共感を覚えました。恐ろしいのは、地震でも津波でも停電でもない。いちばん怖いのは、ここから誰も何も学ばず、数年後にはまったく元通りの、無関心で馴れ合いの生活に戻ってしまうことだ、と。

「311」を契機にパラダイムシフトを実現して、新しい日本を作っていこうという、多くの人の今の気持ちを大切にしたいと思います。その新しい日本とともに歩む、とテンプル大学は明言しているのですから。(中川)

テンプル大学総長アン・ウィーバー・ハートのビデオメッセージ (英語)

テンプル大学ジャパンキャンパス学長ブルース・ストロナクのメッセージ

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