テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

大学の名は何を表す?

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先日、新聞の大学連合広告を見ていて、似かよった名前の大学がたくさんあるなあと、改めて思いました。特に「東京○○大学」がたくさん。

どのくらいあるんだろうと思って、324校が加盟しているという日本私立大学協会の加盟校一覧を見てみたところ、「東京○○大学」は19校もありました。

ところが、「大阪」はもっと人気です。「大阪○○大学」は「東京」を上回る20校でした。

ただし、国立大学を加えると、「大阪」が+2で22校。「東京」は+8で27校となり、「東京」の勝ち。

全国を見ると、都市名や地域名を学校名に組み入れている大学は半数以上。特に関東以外では大半といってよさそうです。一方、「日本○○大学」は9校にとどまっています。

ビジネスの世界では、一般的にいって会社名はブランド戦略と切り離せません。時代とともに会社のミッションやポジショニングが変われば、社名変更も当然あり得ます。

公立大は別としても、私大の名称というのは、やはりそのミッションや戦略的位置づけを反映しているはずだと思います。

そうしてみると、都市名・地域名を冠する私大が多いのは、地域に根ざすという使命を掲げる学校が多いということでしょうかね。また、関東や関西では、「東京」や「大阪」が「日本」より人気なのも興味深いです。特に海外向けには、Japan BrandよりもTokyo brandやOsaka brandのほうが強い?のかもしれません。

ちなみに、アメリカでも州立大学は当然ながら州名を名乗るのが一般的。だから、そこにブランド戦略云々は関係ないわけですが、では我が校はなぜペンシルベニア州立なのに「テンプル大学」なのか?

テンプル大の成り立ちに関する話は、本ブログでもたまに紹介していますが、元をたどれば1882年、ひとりの弁護士が地域の勤労青年のために始めた夜間学校が前身でした。つまり、スタートは“私学”だったのです。

そこからどんどん規模が拡大し、1888年にTemple Collegeができ、現在の総合大学、Temple Universityになったのが1907年。その後1965年になって、ペンシルベニア州議会から「State-related」というカテゴリに指定され、公式にPublic universityとなりました。それ以来、「州立」を名乗っているわけです。

夜間学校時代から、使っていた場所がたまたま教会だっただけで宗教とは無関係なのですが、これにちなんだ「テンプル」という名称のために、日本では「宗教系の大学」と誤解されることが多いのが悩みのタネ。

それこそ「ペンシルベニア○○大学」みたいな、州立らしい名称に変更してくれたらいいのに、と思わないではありませんが、こればかりは日本校単独ではどうしようもありません。変更するなら、1965年に指定を受けたときがタイミングだったのでしょうが、その頃すでに「Temple」ブランドは東海岸ではかなり確立されていて、変更するリスクのほうが大きかったんだろうと想像します。

ちなみに、同じState-relatedのカテゴリには、他にリンカーン大学、ピッツバーグ大学、ペンシルベニア・ステート大学があります。それぞれ、成り立ちやコンセプトを反映しているのだろうと思うと、興味深いです。

ついでですが、名称にカタカナを使っている日本の私立大は、上記一覧には12校ありました。カタカナはやはり目立ちますね。「テンプル大学ジャパンキャンパス」という長いカタカナ名も、少しは目立っているといいのですが。

(中川)

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