テンプルこぼれ話

テンプル大学ジャパンキャンパス 広報部blog

高いか、安いか。それが問題だ

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少し前、うちの学生さんに某新聞のインタビューに登場してもらったことがあります。日本人の彼は、カリフォルニアのコミュニティカレッジへ留学後、日本に戻ってテンプルジャパンに入学しました。経済学を専攻中で、卒業したら是非またカリフォルニアに戻って、あちらで就職したいと言っていました。

そのとき私は素朴な疑問として、「じゃ、そのままあちらで大学いった方がよかったのでは?」と思ったのですが、彼の即答は、「経済的に無理だった」というものでした。

そういえば別の機会に、アメリカの某私立大からテンプルジャパンへ短期留学中の学生に取材したときも、あちらの学費を「crazy(バカ高い)」と言っていた記憶があります。

一般にアメリカの大学の学費は高いと言われますが、調べてみればそれはピンきりのはずです。何と比べて高いのか、必ずしも明確じゃなかったりします。

そこで、ひとつの例として、テンプル大学のフィラデルフィア本校とジャパンキャンパスを比べてみたいと思います。

まず、テンプル大学は州立大学(厳密にはState-relatedというカテゴリ)なので、州民向けと州外住民向けでは学費が異なります。

で、たとえば、昨年度の学部課程アート学科の州外住民向け年間授業料は、19,878ドルでした。

今年度は約3%の値上げが発表されてるので、これが2万ドルを超えることになり、1ドル=100円として年間200万円以上かかる計算になります。

これが米国内でどういう水準なのかというと、高等教育専門誌クロニクルのデータでは、昨年度の全米4年制公立大学の(州外住民向け)授業料は平均で17,452ドル、私立になると平均25,143ドルですから、決して「バカ」がつくほど高いわけではないのです。

一方、テンプルジャパンはテンプル大学の一キャンパスではありますが、経済的には独立運営のため、授業料も独自に設定しています。2009年秋学期からの改定授業料は、同じアート学科専攻で年間140万円弱となっています。

(いずれも、年に2学期、各12単位以上を取得するフルタイム学生の場合を比較しています)

つまり、アメリカに行けば年間200万円(+旅費や生活費など)かかるところを、テンプルジャパンなら140万で同じ教育が受けられ、同じ学位が取得できる、ということになっているのです。

それでも、テンプルジャパンの授業料は、東京の平均的な私立大学と比べて高額なのは確かです。その差は、『アメリカのものを日本で運営するコスト』だけでなく、日本の大学でないため私学助成を受けていないこと等からも来てるわけですが・・・

日本の教育よりは高いけど、アメリカでアメリカの教育を受けるよりは安い。—–何と比べるかで価値判断も分かれるところが、テンプルジャパンのマーケティングの難しさではあります。

(中川)

「高いか安いか、それが問題だ2010」はこちらから。

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